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夜間頻尿の原因

Dec / 12 / 2022

≪原因≫
①夜間に尿量が多く作られている場合は、その原因疾患を突き止める必要があります。心臓や腎臓の機能低下、夜間の利尿ホルモンの増加、下肢の筋力の低下によるむくみ、高血圧、糖尿病、腎臓病などの生活習慣病などが原因となります。

抗利尿ホルモンの分泌低下:睡眠時には尿を濃縮するホルモン(抗利尿ホルモン)が脳下垂体というところから分泌されて尿の量を減らしていますが、年齢とともに分泌が減り夜間の尿の濃縮がうまくできなくなります。

「知らず知らず浮腫」高齢になると血管の老化や運動不足によって血管内の水分が血管外に知らず知らず漏れ出るようになります。
心臓や腎臓の機能低下が原因の事もあります。この漏れ出た水分就寝中に血管内に戻ってきて尿の量を増やしてしまいます。

②「過活動膀胱」のため、膀胱が十分に尿量を蓄えられない場合と、「前立腺肥大症」「神経因性膀胱」が原因で常に残尿(出し残し)が膀胱内にあり、膀胱を有効に使えていない場合があります。この2つは治療の方法が真逆のためきちんと調べて治療をしないと症状を悪化させる危険があります。


膀胱は正常で300ml前後の尿をためることができます。尿がたまってくると膀胱内圧(膀胱内の圧力)が上がって脳に信号を送ります。膀胱内圧は150mlくらいから徐々に上がり始め、膀胱の筋肉の柔軟性が保たれていれば250mlくらいまでは脳は尿意を意識しません。しかし、加齢が膀胱の血流低下によって膀胱の柔軟性が低下すると膀胱内圧の上昇が急になって尿量が少なくても尿意を感じるようになります。
時に急激な尿意を感じて失禁してしまうこともあります。これが膀胱容量低下につながり夜間頻尿を引き起こします。

③一般的に就寝後3時間を過ぎれば眠りは浅くなります。
眠りが浅くなったタイミングに弱い尿意が重なるとトイレに行かないとスッキリしなくなります。
特に朝方は眠りが浅いため頻繁にトイレに行く方が多い傾向にあります。